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「俺はさ…」
どうやってごまかそうか迷っているとハルカの言葉にさえぎられた。
「あたしはね、今日ここに来たら何かありそうな気がしたんだ」
「変な話でしょ?でも何か自然と来ちゃったんだよね💦」
同じだった。
さっきまで凍えそうだった手には汗をかいていた。
「実はさ、俺も…」
本当は自分も同じなんだと伝えようとした瞬間
また彼女の言葉にさえぎられた。
「もしかしたら、×××に逢える気がしてたのかな😌」
イヴの日の偶然の出会い。
運命を感じずにはいられない。
気付くことができなかっただけで
春は昔から自分の近くにいたんだ。
夢なら覚めないでくれ。
~Fin
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