自己防衛型自己破壊

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Bは美しい物、人が好き。そしてそれらに囲まれているのが好きだった。 Bは金に糸目を付けず、気に入ったモノは全て手に入れたのだ。 動物、箱、植物…そしてその手は人にまで及んだ。 ある日、Bは造形が美しい少年を見つけた。 大層気に入り、金を積んで彼を自分のモノにしようとしたのだ。 少年はBのモノになった。…が、心だけはBのモノにはならなかった。  
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