自己防衛型自己破壊

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「へぇ、面白い話かっ。」 興味津々で身を乗り出す僕を、変わらぬ微笑みで見つめる友人。 テーブルの上で手を組み、ゆっくりと語り出す相手を見つめる。 「僕の友人の話なんだけれどね…。その友人…そうだな、Aとしよう。そのAはとても優しい男だった。花も鳥も人間も分け隔てなく愛する様な男だった…」
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