めずらしく、うちにいた。

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「つらいの。」 女の目はすごく乾いて見えた。 「色んな事考えて、あんたにもすごく悪い事したなって思って、でもなんかあんたが許せなくって。そんな事毎日だと、ボロボロなのよ。」 ちょっと泣いてるように見えた。 「…別れてよ。 でも、最初に好きになった人だから、そういう風に思ってるから。」 少し笑った。 かわいくなかったけど、それはきっと逆光で怖かったからだろう。
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