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初めて青田に会ったのは、今年の夏だった。高校最後の部活を終え、友達と羽目を外した帰りのことだった。 メールをしながら道を歩いていた翔は、何かにぶつかり倒れこんでしまう。
「いてぇ、きをつけろよ!」
翔は怒鳴り声に萎縮して、消え入りそうな声で「ごめんなさい」とつぶやく。
「あっ、悪い。よそ見してたのは俺もだし… つか、携帯壊れてない?」
白いシャツに、シンプルなデニム、ほどよくやけた筋肉質な肌が近づき、呆然としている翔を起こしてくれた。
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