緑
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いつもの雑誌をめくるたびに、妄想の中で彼に抱かれる夢をみる。 彼を自分の不潔な妄想で汚しては嫌悪し、また彼に焦がれながら、抱かれる夢を見る。 恋と欲望がない交ぜとなって、いつも彼は翔を翻弄していく。 緑鮮やかな夏、時々見かける彼はあまりにも眩しくて、ただその姿を部屋の中から追うことしかできなかった。 「青田さん…」 十七才の初恋は、何の音も立てることなく、盛夏とともにただ過ぎ去っていった。
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