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瞳から零れた滴が頬を伝って滴り落ちる程に、涙を流す侑士にポケットからハンカチを取り出し手渡した。
「あ‥ありがとうな‥」
そう言いハンカチを受け取ると涙を拭った、けれども‥‥
相変わらず一時も目を離す事は無く、画面を見つめ続けている。
”ラブストーリー見てると私を見てくれない‥‥”
そう思いちょっとだけ寂しい気持ちになった。
画面の中ではいつもながらのすれ違いが続いている。
”付き合ってしまえばいいのに‥”
そう思わずにはいられなかった。
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