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「美香、何処にっておい何だそのかっこうは?」
恥ずかしくて… 洋輔の顔を見ることが できなかった………
「…ん~、まっいいか。そういや昼飯何食べる?」
「えっ、奢ってくれるの?」
嬉しかった、洋輔が奢ってくれるのは滅多にないからだ。
愛しています。貴方を…
愛しています。できれば永遠にこの時が続くことを願っています。
美香は顔を赤らめて恥ずかしそうにしていた。
素直じゃない美香はすぐ俺の言ったことを否定するが今日は……………
何か違った………。
何があったんだ?
全くわからない………
だけどこんな俺にも一つだけわかることがある。
俺はお前のことを好きだ…いや、愛している。
他の男には指一本も触れさせるものか…
誰にもお前を渡しはしない………
美香……、お前は俺のことどう思ってるんだ?
お前にその言葉を聞く勇気がないこの俺に教えて欲しい………
俺のことが好きなのかどうなのかを……
醜く歪んだ心をもつ俺に教えてくれ………
「洋輔、どうしたの?」
美香が俺に話しかけてきた。
こんなことを悟られてはならない……
美香からこの恋愛の答えを聞きたいから……
いつも通り道化師として美香に接するか………
俺の、俺の本性を知られたくない………
本当に美香のことを好きになってしまったからだ……
「うんにゃ、どうもしないけど…」
「美香こそさっきは何やってたの?」
美香は顔を背け、トマトのように紅く染まった。
ま、大体予想がつくけど…
携帯かけたとき凄い雑音がしたし、美香のかっこうから考えると…………
事故現場に行ったのだと思う、そう思いたい。
美香も俺のことを心配してくれたんだと実感できる。
愛しているよ………… 美香…………
君を幸せにしてみせるから………
絶対に……………
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