壮大なお伽噺

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壮大なお伽噺

時代背景は混在し、人物設定も練り込みに物足りなさも感じますが、そういった違和感を些細なことだと思わされてしまうほど、見事な構成に感嘆します。お伽噺は決して書かれている言葉だけではなく、発生した時代を鑑みることで隠された想いが込められていると思います。善と悪も自分が立つスタンスによって、印象も変わります。ひとつの林檎から巡る物語。無秩序ながら、知らず知らず、不可思議な輪に乗せられてしまう作品です。
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