交差する想い

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
『無音の声』 著:都輝 恋愛/全20頁 一番最初にお薦め文を書かせて頂いた作品です。 何事も自分の中で最初というものは、何故か、ちょっと特別に感じてしまう気がします。 この物語は、病弱で外で過ごすことの少ない少女と、彼女を気遣い訪ねてくる少年の交差する想いを描いている作品です。 魅かれた点は、同じ状況下にいる二人の思考を交互に書くことで、お互いのことをどう思っているのか、それぞれの想いを読み手が感じられるところでしょうか。この構成によって、より物語の中に読者も入り込むことができるように感じます。 ジャンルは違えど、横山秀夫氏の『半落ち』を思い出します。 個人的には、この設定でもっと物語を続けてほしいですね。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!