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夕方_____
由城は嫌々誠司に迎えの電話をしていた。
由城は、朝の誠司とのキスの感触が忘れられなかった。
先輩にも迷惑かけちゃったな…
明日謝ろう…
と呼び出し中のケータイを耳に付けながら考えていた。
_____ブッツ
『もしもし、由?』
誠司が出た。
「兄ちゃん…お父さんもお母さんも電話でないんだ…だから迎えにきて。」
『おぅ!!!分かった!!!外寒いから駅の中で待っとけよ!!!』
「…うん」
「誠ちゃんファイトー☆」
「サンキュー京ちゃん!!」
誠司はすぐに着替えて車を駅まで走らせた。
______由城に会うのが楽しみで仕方なかった。
「寒…」
由城はポケットに手を入れて誠司が迎えに来るのを待っていた。
____キキーーッ
「由!!?;」
誠司は車から飛び出てきた。
「兄ちゃん…」
「お前、中で待っとけって言っただろ;風邪ひくぞ;あ~ぁ顔も真っ赤じゃん」
…顔が真っ赤なのは、寒さのせいじゃない。
…兄ちゃんのせいだ…。
「ほら、早く車に乗れって」
「兄ちゃん…」
「ん?」
「えと、その…けっ今朝のって////」
「あ、あれ?もぅ一回してほしいの?」
「して欲しくない///」
バタンッ由城は勢い良く車の中に入った。…可愛いヤツめ…♪
と誠司は思いながら車へ入った。
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