“可愛いよ、お前は”

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その子は目が大きくて、 少し長い黒髪。 背は普通の人よりも少し小さく、 笑った顔といったらそりゃもぅすっごく可愛いの!!!! ______それが、俺の弟 “萩沼 由城”(はぎぬま ゆいき) 16歳。 運動神経、勉強は普通。モテるが彼女は作ったことがない。(本人は要らないらしい…) そんな弟が大好きな俺、 “萩沼 誠司”(はぎぬま せいじ) 21歳。大学に通ってます。 _______パタパタバタバタ… 「ただいまー…って兄ちゃん、早っ!!もぅ帰って来たの!?それと…なんでいつも俺の部屋に居るの!?」 「いいじゃんかよー。兄ちゃんは賢いからレポートとかすぐに終わっちゃうんだよ!早く帰って来ても由が居ないから寂しくて由の部屋に居るんだよ!!!」 「こンのブラコン野郎!!!いい加減目ぇ覚ませ!!!」 「ブラコン結構!!!さぁ由!!兄ちゃんの胸に飛び込んでおいで!!」 「誰がそんなことするかアホ!!」 ドガッ!! と蹴の鈍い音が聞こえた。 「由…足が…結構腹にのめり込んだぞ…ぅげ…」 「バカはそこでくたばってろ。」 由は部屋を出て、どこかへ行ってしまった。 「ゆ…由~~」
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