“可愛いよ、お前は”

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誠司の後ろには由城がいた。 「うわぁ!!!由!!!お、お帰り~…」 「兄ちゃん」 「は、はいぃ!!!」 部屋を荒らしたから怒られると思い、グッと肩を寄せた。 「ごめん」 「……へ?」 「腹、大丈夫か?」 あぁ、それね 「平気平気。兄ちゃん丈夫だもん(笑)。謝らなくてもいいよ」 「けど、ごめん」 …たく、本当こいつは… 「可愛いな!!!」 __ギュウ__ 誠司は、思いっきり由城を抱き締めた。 「に兄ちゃん///;」 「由大好き!!!」 「~~~~っ///」 急に大声で叫んだので、由城はすごく恥ずかしかった。 しばらくしても、誠司は由城を離そうとしなかった。 ……が…… 「兄ちゃん」 「なんだいハニー(笑)」 「部屋がグチャグチャになってるのは気のせいカナ?」 「……!!!???;あ、いや、ははは……ちゃんと、片付けるから!!ね?由ちゃん?その手おさえて!!!ゆ…」 ゴチ☆ 誠司の頬に、由城のパンチが炸裂した。
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