629人が本棚に入れています
本棚に追加
ブロロロローーーー
「由、今日は何しに行くんだ?」
誠司は車を運転しながら聞いた。
「…先輩と買い物ー」
誠司と顔を会わせないように、由城は窓の外を見ていた。
その頃、家では―――
「本当、仲が良いわねあの二人。」
「…あぁ」
「二人には悪いけど、そろそろちゃんと決めましょう。」
「…………あぁ…」
「はい!!!到着~」
元気よく誠司は言った。
「ありがと!!!」
由城はお礼を言ってすぐに出ようとしたら…
「由」
「何?」
___チュ___
「!!!???;;#$%=♂※☆○←▽*@!!??」
「行ってらっしゃい」
…由城は驚いて顔が真っ赤になった。
キスされた__男に…兄ちゃんに…
由城がおりたあと、
車は行ってしまった。
「あ!おーい萩沼!!……?どうした?顔真っ赤だぞ?」
そんな先輩の声もまったく耳に入らなかった。
最初のコメントを投稿しよう!