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ガシャアアアン!!
図書館の窓が割られた。
ゾンビだ。
金城「もう油断すんなよ!」
隆之「わかってるよ!!よぉし。」
大剣を担ぎ、傷が痛むが我慢をした。
突撃しようと二人が構えた。
そのとき。
「待て!!」
廣野が叫んだ。
え? 二人は困惑する。
廣野「よく見てみろ。そいつ…松木だ…。」
!!!!!
隆之達が驚愕する。
よく見てみると、松木が好んで着けていた首飾りをつけている、しかも顔もそうとう変わっているが、松木だ。
隆之「松木!!」
隆之が思わず松木に近づこうとする。
金城「おい、今の松木はゾンビ。うかつにちかよるな!!」
金城が隆之の服の後ろをつかんだ。
隆之「松木…なんで…」
隆之が力無く、今にも泣きそうに声を絞り出していた。
それもしかたない。松木は大のつく親友だったのだから。
すると、ゾンビ化した松木が隆之目掛けて向かってくる!!
金城「させるかよ!松木、静かにしてろぉ!」
金城は松木の体を軽く斜めに切り裂いた。
松木「ウォォアオ…ホァ…。ミ…ン……ナ」
松木が喋った。
これに皆は驚き、
「松木!!なにがあったんだ!」と問う。
松木「オソワ レ…テ 」
…ハヤク コロセ …
ウアアァオエエ!!
隆之「…皆。」
皆「ああ。気絶させる。」
金城が鞘で頭を思い切り10数回叩いた。
すると松木はその場でたおれる。
隆之「良かった…まだ松木は助かる。普通のゾンビはいくら叩いても気絶しない。なのに松木がしたということはまだ人間が残ってるってことだ。」
ー親友、必ず助けるからー
隆之はそう誓った。
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