第1章 旅立ちと出会い①

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―夜―   父と母が寝静まった頃、クリミスはそっと家を抜け出した。   こうすることが正しいのかはわからない。   それでも、両親にこれ以上の迷惑をかけることもできないから、敢えて彼女はこの選択を選んだ。   目指すのは東。 いつも、何かを感じてきた場所へ…。   顔を隠すために、フードつきのローブを着込み、腰には2本の短刀をぶら下げ…クリミスは旅立って行った…。
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