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私は中2⃣になった。
あの時から、ずっと、ユウヤのコトを忘れられないまま。
ユウヤの声、
ユウヤの癖、
ユウヤの、あの笑顔。
鮮明に、覚えている。
だからだろうか。
新しい恋ができないのは。
どうしてもユウヤと比べてしまう。
つらい
苦しい
あの時、気持ちを伝えていれば良かったのか。
自分から行動しなければ、何も始まらない。
何も終わらない。
勇気を、出して。
私は電話の受話器をとる。
プルルルル・・・プルルルル・・・プルルルル・・・プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャッッ
「はぃ、もしもし」
「佐々木といいますが、ユウヤ君、いますか?」
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