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「舞!?どうした?」
裕也の声にはっとすると、私はいつの間にか涙を零していた。
このクリスマスソングは陸との思い出が濃いからかな…。
「目にゴミが入っちゃった…。それより聞きたい音楽あるんだけどいいかな?」
「ん…あ、あぁいいよ」
突然の涙に、ゴミが入っただなんて苦しい言い訳をしてみた。
当然裕也は疑問を抱いただろうけど、深くは聞かない。
物足りなくは感じるけど、そういう優しさが本当に好きなんだけどね。
車内に流れるメロディーはこの季節には全く合わない音楽だったけど…まぁよしとしよう。
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