第2章 -親友-

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第2章 -親友-

舞との結婚式まであと3日。 招待状も送ったし、式場の手配から、新婚旅行の計画も完璧だ。 両親も舞の活発的な性格を気に入り、この結婚には大賛成してくれているし。 全てに置いて抜かりはない! そうなると1つだけ。 たった1つだけ舞に話さなければならない事実がある。 今までは話さないでいた。 けれど、舞が幸せになるには話さなきゃいけないんだ。 俺は不安を胸いっぱいに抱きながらも携帯を内ポケットから取出しコールした。 「もしもーし!」 受話器の向こうから聞こえてくるのはいつもと変わらぬ舞の声。 少し落ち着きを取り戻した俺は話を切り出した。 「今から迎えに行くから、少し付き合ってくれないかな…?」
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