帰りの飛行機

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レナは、シュンスケの表面の素敵なところだけじゃなく、内面のその弱いところも含めて、シュンスケのことが大好きだった。 ううん、今でも好き、好きよシュンスケ、…でも…。 レナは今日一日、ずっとぐるぐる回ってる、頭の中に浮かぶ映像から逃げられない。 シュンスケと親友の彼女が、抱き合ってる姿を想像してしまうのだ。 そして想像してしまうと、もうダメだ。 好きな想いとは裏腹に、吐き気をもよおす程の嫌悪感がレナを襲う。
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