砂雪との対面

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そうこうしている間に、 どうやら、 鈴華さんとの会話が、 終了したようである。 かなちゃんは、 携帯を、鞄にしまい、 こちらを見た。 「……あの、 鈴華さんが、 仕事が終わったから、 今から、 こちらへ来るらしいです」 僕は、つい、 大声をあげた。 「ええっ?! ……今から?!!」 ちなみに、 現在時刻は、8:18分。 とすると、 あのトンネルを通るのは、 大体、9時過ぎ、 くらいだろうか? なぜだろう…、 嫌な予感がする。 すると、 佐伯が叫んだ。 「まったく…、 あの馬鹿めが! 黙って家にいれば、 良いものを…」
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