女っけのないクリスマス

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ガサッ 隼人「あ!チキン!…と…ケーキじゃん!え!?これ秀の手作り!?」 がさがさと秀の持ってきた物をあさり始める隼人。ケーキを発見して目を輝かせる。苺で作られたサンタクロースが可愛らしい、クリスマスケーキだ。 秀「うん、美味く出来てるか分かんないけど」 隼人「わーい!いったっきまs」 秀「食うなよ?」 隼人「………了解です」 隼人は嬉しそうだが俺は憂鬱(ゆううつ)だ。実は俺、甘いものが大の苦手。まぁ俺だけ食わなければいい。 秀「あ、そうだ。カイは甘いもの嫌いだろ?砂糖あんまり使ってないケーキ一つ作っておいたから、それカイのね」 ……秀、お前マジでなんていい奴なんだ。俺は顔には出さなかったが「…おう」とだけ返事をしておいた。 +゚
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