女っけのないクリスマス

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カイ「……………」 隼人「……………あ、健吾💧」 突然登場したのは、橘健吾。俺の友達。 隼人とは違い、こいつの身長はわりと高い俺の身長さえも上回る長身。そして、肩までつくロン毛は真っ白に染められている。 まぁあれだ。不良だ不良。一言で済ますとウザくてうるせー奴、あ。隼人もそうだった。 健吾の足元には壊れて横になっているドア、クラッカーのゴミクズ達…… あ、前言撤回。 こんな奴友達じゃねーや。むしろ誰?だな💢 健吾「……あ、ごめん。ドア💧」 申し訳なさそうに俺に目線を動かす。でも許してやんねー…💢 カイ「おい、白髪」 健吾「ん?…って呼び方おかしくない!?これ別に白髪じゃないからね!?染めたからね!?」 自慢の髪を"白髪"言われてショックだったのか、自分の髪を指差し訴えている。 カイ「んな事どーでもいいんだよ…とっととゴミ片付けてドア直して帰れ」 健吾「えぇ!?んな事言われても…今日カイの家でクリスマスパーティーする約束だったじゃん」 クリスマスパーティー?ああ、そういう事か。やっと納得。 カイ「じゃあ全部片付けてやり直せ」 健吾「やり直すの!?わざわざ!?」 カイ「やり直すんです。わざわざ」 健吾「…………」 ……という訳でドアとゴミを片付けた健吾は、また部屋の外へと出ていった。 +゚
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