第4話。

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今日は仕事があって、外にいた。 仕事の帰りにたまたま公園の前を通ると、ベンチには人影があった。 ……? こんな時間に? 少し気になり、俺は少しずつ距離を縮める。 近づけばすぐに解る。 そこに居たのは和洋だった。 和洋は、今にも泣きそうな顔で下を向いている。 『和洋…?』 はっとしたように和洋は顔をあげ、俺を見た。 俺は和洋の横に腰を下ろし、そのまま視線を向けた。 「なんか…怖くてさ」 そう言って俺から視線を外し、また俯く。 .
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