第5話。

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――脳への障害なんて、たいしたことないと思っていた。 そんなのに、俺達が負けるはずないって。 …なのに。 残酷にもその時は突如訪れた。 よりによって、この日に。 俺にとって、人生で1番絶望した誕生日になった。 ……忘れるまでの、恐怖。 自分の中から思い出…大切な人がいなくなる恐怖感。 忘れられた時の苦しみ。 大切な、愛してる人の記憶から自分がいなくなった苦しみ。 ――辛いのは…どっちだと思いますか? ―――Fin…
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