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「ん?俺がどうしたって?」
蒼夜が聞き返す。
「あ、いや…その…蒼夜さんの世界の事に興味があって…」
更に顔を赤くして焦りながら答える。
「ふ~ん、まぁ良いや」
そう言いながら蒼夜達は歩いて行った。
しばらく歩くと蒼夜達の目的地の建物が見えて来た。
その周りには何組かの男女のカップルがちらほらいた。
どのカップルを見てもかなり良い雰囲気だった。
そのカップル達は蒼夜達と同じ所に行く様だ。
その建物は周りを怪しいライトで照されていた。
それを見たいつきの体がこわ張る…
「なんだ?いつき…まさか怖いのか?」
蒼夜がいつきの顔色を伺いながら聞く。
「こ、怖いに決まってるでしょ!…初めてなんだから…」
いつきが下を向きながら答える。
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