出会い

2/3
28人が本棚に入れています
本棚に追加
/100ページ
ねぇ、龍夜… 私達の出会い覚えてる? …私は覚えてるよ? 今でも貴方との思い出は 大切に私の胸の中に 閉まってあるんだから… あれは調度 今の時期だったね。 当時、私には彼氏が居て 雪が降り注ぐ寒空の中 私はずっと彼氏を待っていた。 何分待っても来ない。 「約束忘れてるのかな…?」 などと考えていた。 待って居る間 時間が過ぎて行く一方で 「寒いなぁ…」 と一言零した瞬間 私の携帯が鳴った。 着信画面を見ると友達の 優未からだった。 私は優未の電話に出た。 「もし、も~し」 「もしもしって、葵あんた今何処に居るの?!」 「何処って、陵と待ち合…」 「いや!その陵君が他の女と歩いてたんだって!」 私は一瞬、耳を疑った。 「それ、本当に陵なの?」 「嘘だったら、あんたに電話なんかしないでしょ?」 「そっか…分かった ありがとうね…」 と言って私は優未からの 電話を切った。
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!