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『まだかな？』
ふと、ある音が聞こえてきた
俺は、震え出した
だって・・・
俺が聞こえたのは・・・
救急車のサイレンなんだ
俺は、どうして良いか分からなくなって、ただ立っていた
もし君だったら・・・
『そうだ 電話だ』
急いで君に電話をした
でも電話から君の声は聞こえてこなかった
急いで近くの病院へ走って行った
さっき運ばれた人の名前を急いで聞いた
聞いたけど何回も聞き直した
信じたくなかったんだ
君の名前だったから
泣きながら君の所へ向かった
俺が君の所に着いた時にはもう・・・
亡くなっていたんだ
俺は涙が止まらなかった
ふと思った
『お金があれば生き返るかも知れない』
急いで医者にお願いした
医者は
『ふざけるな お金で何でも買えると思うな』
俺は、医者カラ言われた言葉が胸に突き刺さった
これまで俺は、お金があれば何でも出来ると思っていたのに・・・
『だよね お金じゃ買えない大事な物があるんだよね』
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