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「あ"ぁ────────ついてねぇ」
ぐでぇ、と俺は作業用の机に突っ伏す。
今の俺は口からなんか出てるかもしれない。魂とかそんな感じのヤツ。
「大体、クジで決めるってのがダメなんだよなぁ。ケンさんみたいな運の無いヤツがハズレ引くって分かるじゃん」
ちなみに、ケンさんてのは俺のこと。犬塚俊光の犬から皆からケンと呼ばれてます。
「へっ、いいですよー。どうせクリスマスなんか彼女とか居ないし暇だしよー」
と、皮肉を混ぜながら声の方に顔を向ける。しかし、声の主はほくほく顔をしている。
をのれ。
話しは三十分前に遡る。
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