小夜編之一
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静寂が支配する宵闇。 月だけが己の存在を誇示している。 無風、無音。 空気は少し肌寒い。 都は全ての時が止まってしまったかのようだ。 否、それは少し違う。ただ一つだけ蠢く影が在るではないか。 それは素早く、そして実に身軽に家屋の屋根の上を走り抜けてゆく。 彼女の名は小夜、忍び名を蛍火。室町幕府公儀隠密衆・刻に所属する忍だった。
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