[第2章]少女
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つぎの時間は体育だ。 たぶんそれで智也が呼んできたのだろう。今日は、50m走のタイムを取る日だった。 勇人は、体育が嫌いだった。運動はまるでダメだった。しかし、好きな人の前で恥ずかしいところを見られたくはなかった。 智也と一緒に外へ出てみると、梅雨とは思えないほどの晴天で、照り付ける太陽の日差しがあるもの全てを射った。
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