[第2章]少女

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次々とみんな走って行く中、勇人は緊張した。本当に自分は、走れるのかなど気持ちが左右した。 『瀬浦!瀬浦!』 クラスの半分の男子が、瀬浦コールをしていた。 瀬浦とは、クラスの女子学級委員長で成績優秀、スポーツ万能の男子たちの憧れの的だった。 瀬浦の50mの結果は、6秒9という結果だった。大歓声だった。
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