[第2章]少女

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みんなの応援の声が聞こえた。しかし、応援が邪魔にさえ思えてきた。 スタート地点に立つと、 さらに、心臓の鼓動が早くなる。胸が熱い。この場から、消えたかった。 (始まる…) 体育教師がホイッスルを くわえた。 ピイィィ! 勇人はスタートした。
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