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「凪沙朝だぁああああああああああああああああああッ!!!! あたしは君が起きるまでッ!! この叫びをやめなッイ!!」
「私もう10分前ぐらいから起きてるって……」
メリーは今日も朝からやたら元気。近所迷惑じゃないかってぐらい声を張り上げてる。まぁ……幽霊だから大丈夫なのかな?
「ごめんごめん、朝になると誰かを起こしたくなっちゃうんだってwwwww癖ですわwwwwwwww朔夜さんは朝なかなか起きなくてさ! そのたびあたしがいつもいろんな手法で起こしてたんだよね」
朔夜って人の話をする時のメリーの顔は本当に可愛くてびっくりする(ガッキー程ではない)
朔夜ってどんな人なのかな? 私は少し気になってしまった。私も会ってみたい。
「てか凪沙お腹空いた……」
メリーがお腹をさすりながら私に懇願するような視線を送って来た。幽霊でもお腹空いたりするもんなんだ。
「少し待ってて、今から朝ご飯作るからさ」
私はそう言って不思議に思いながらも、キッチンに向かった。親がいないから、今までずっと自炊してたんだよね。でも人に食べさせるのはなんだか緊張するな……。あっ、人じゃないか。
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