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気が付けば僕はそこにいた 何もない…静かな場所… 空は真っ暗で 星や月なんて存在は欠片も無い 見上げる僕の頬に 冷たい感覚が伝わった ………赤い雫だった 血の雨だと分かるまで そんなに時間はかからなかった 途端に 血の雫がどんどん空から落ちてきて あっという間に雨に変わった 僕はその雨に打たれながら ただただ 笑顔で空を仰いでいた……      
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