variation~変わりゆく世界~

2/4
前へ
/7ページ
次へ
「今日は第一皇子、リョウ様の誕生パーティーにご出席頂き誠にありがとうござ……」   「ガヤガヤ…」   大臣の挨拶を聞いているのか分からないくらいの雑談音…       「はぁ~⤵」   独り、ベランダでワイングラスを片手にため息をついている男、第一皇子のリョウである。   「お兄様。何をなされてるのですか?」   「ん?なんだ、アリスか。」   クレムバイス・第一皇女『アリス』。   頭脳明晰・容姿端麗。   だが、天然💧   兄想いの妹である。   「政治や金の話ばっかで、つまらなくてさ」   「お兄様は、いつかはこの国を治めなければならないのですよ?」   「あ~もぉ💧また、その話かよ💦耳にタコができてるってぇの」   「ちょっと💦お兄様⁉」   リョウはベランダから、大広間に戻ろうと扉に手を掛けた瞬間‼   [きゃーっ💥‼‼‼]   「⁉⁉⁉」   「お兄様❗今のは…」   「アリス。お前は、部屋に戻っていろ。わかったな?」   「は、はい💦」   妹を部屋に戻したリョウは、近くに居た兵士に尋ねた。   「何事だ❗」   「皇太子殿下⁉ここは危険にございます💦お部屋にお戻りを💦💦」   「いいから話せ‼」   「は、はいっ💦💦」   兵士はやむなく話した…   話によると、テロリストによる爆破テロが城内であったとのこと。   「犯人の狙いは?」   「多分、リョウ様かと💦💦」   「爆破された場所は?」   「来客用の寝室です💦」   「ありがとう、ここは頼むよ」   そういうと、来客用の寝室へ走っていった…      
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加