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「今日は第一皇子、リョウ様の誕生パーティーにご出席頂き誠にありがとうござ……」
「ガヤガヤ…」
大臣の挨拶を聞いているのか分からないくらいの雑談音…
「はぁ~⤵」
独り、ベランダでワイングラスを片手にため息をついている男、第一皇子のリョウである。
「お兄様。何をなされてるのですか?」
「ん?なんだ、アリスか。」
クレムバイス・第一皇女『アリス』。
頭脳明晰・容姿端麗。
だが、天然💧
兄想いの妹である。
「政治や金の話ばっかで、つまらなくてさ」
「お兄様は、いつかはこの国を治めなければならないのですよ?」
「あ~もぉ💧また、その話かよ💦耳にタコができてるってぇの」
「ちょっと💦お兄様⁉」
リョウはベランダから、大広間に戻ろうと扉に手を掛けた瞬間‼
[きゃーっ💥‼‼‼]
「⁉⁉⁉」
「お兄様❗今のは…」
「アリス。お前は、部屋に戻っていろ。わかったな?」
「は、はい💦」
妹を部屋に戻したリョウは、近くに居た兵士に尋ねた。
「何事だ❗」
「皇太子殿下⁉ここは危険にございます💦お部屋にお戻りを💦💦」
「いいから話せ‼」
「は、はいっ💦💦」
兵士はやむなく話した…
話によると、テロリストによる爆破テロが城内であったとのこと。
「犯人の狙いは?」
「多分、リョウ様かと💦💦」
「爆破された場所は?」
「来客用の寝室です💦」
「ありがとう、ここは頼むよ」
そういうと、来客用の寝室へ走っていった…
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