第1話 ~鏡の向こう~

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私はあまり鏡を見ない。よくは分からないけれど、何だか怖い…。…特に怖いのは、夜に暗いところで、偶然でも鏡を覗いてしまった時だ…私は小さい時からずっと、頭にこびりついた様にとれないビジョンがある…本当にあったわけではないのに―… …そのビジョンは、暗いところで鏡を覗いてみる私…すると、私の他にもう一人…映っている様な人影が…思わず振り返るけれど誰もいない…そんなビジョンが頭から離れないのだった。
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