禁断の節穴

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(第1章)昭和36年真夏の夜 祭の帰り道、路地裏の板壁から小豆程の小さな明かり漏れていた 10歳の男の子が 好奇心に吸い込まれる様に、小さな目を節穴這わせた。とんでもない好景を目にした 新婚夫婦営みであった 殺した呻き声にも似た泣き声 裸体をあらわに 互いの物を貪りあって居た 女首から乳房に大量汗… 薄明かりで光った その瞬間身体を起こし重なり合った 激しく男は波をうった、女はウゥっと背中を弓なりになった瞬間 力つきぐったりと動かなく成った 男女の営みを知らない子供は? あれは喧嘩をして女を泣かせたとばかり思った? いや そうでは無い?身体が離れた時 下半身が見え あれはそうである 絶対 子供成りに感づいた 唾を飲み込んだ! 家路と走った…続く
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