例えば…ボクが。

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「俺ら……幸せになろうな?」 彼女も満面な微笑を浮かべると大きく頷いた。 「うん!」 そして僕は彼女の小さな手を握ると、彼女は僕の手を握り返して来た。 手を伝うその温もりは僕の体中に、 なにより僕の心へと優しく染み渡っていった。 その時僕は、出逢った頃の彼女と同じ25歳になっていた……。
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