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~綺羅視点~
きっかけは…親友の電話から始まった
「綺羅ぁあ!!blue snowのチケット当たったんだけどー!!!!」
と、出た瞬間いきなり叫ばれた
私も嬉しさの余りに…
『はぁっ!?マジで言ってるの!!!?』
「マヂだから!!二枚取れたから一緒に行こうよ!!」
『勿論!!で、いつなの?ライヴ?』
「なんと…12月25日!!聖なる夜にやるんだよ!!」
『マヂ!?二人とクリスマス過ごせるの!!!?』
「そういう事だよ~!!明日買い物行こうよ!!」
『うん!!ちょっと張り切っちゃうよ…?』
私たちはチケットが当たった嬉しさで浮かれ夜遅くまで電話をしていた…
翌日になると私達はショッピングモールへ行き、ライヴに着ていく服を買ってもう張り切っていた
買い物を終え、私達はカフェへと寄って雑談をしていた
「なんかさぁ…スタッフに手紙を渡すとそれを二人に渡してくれるらしいよ?」
と、彩音はカフェ・オレの中に砂糖を入れ、マドラーで掻き混ぜながら話して来た
『何それ?じゃあ私も書いてみようかな~』
私は彩音の質問をオレンジジュースを飲みながら軽く答えた
「綺羅は雪宛て?」
『勿論!!彩音は青宛てでしょう?』
私が笑いながら答えると、彩音は苦笑いをした
そして…一瞬沈黙が流れたオレンジジュースの中の氷がカコン、と鳴ってやっと彩音は笑顔になった
「なんか、さ…青は…手紙をあげた女の子に連絡しまくって…遊んでるみたいなんだって…」
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