少女

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長い裏路地を歩いていると神谷が急に立ち止まって、 「お、おい。これ見て見ろよ」 神谷の声は震えたいた 「ん、どうした?」 そう言って、大地と小宮が神谷の横から顔出して見ると 同じ年か、それ以下の真っ黒のローブを着た女の子が倒れていた 「おい! 大丈夫か!?」 大地は女の子を揺すって起こそうとした 「駄目だ、全然起きねえ」 「ど、どないしよ」 小宮があたふたしてた 「まずどこかに運ぼう!」 我にかえった神谷が言った 「それやったら、私の家が近いで!」 「じゃあ小宮の家に運ぼうぜ!」 神谷は、そう叫んで、女の子を背負って行った
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