いきなりクビ……

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「ウゼぇ!!!」   時計の短針が10の数字をさした頃、一人の青年の声がアパートの1室に響いた。   室内の青年はベッドの上で怒鳴っている。   「おいゴラァ!!てめぇら揃いも揃ってゾロゾロ人の部屋に入り込んで来やがって!!アレか!オレの人権完全無視かコノヤロウ!!!!」         とイライラしてしてぶちギレているオレだがこの行動を他人が見れば確実にオレは精神科へ直行させられるだろう……。               何故かって?                     この部屋にはオレ以外の『生きている』人間は誰もいないからだ。                 勘のいいヤツなら気付くと思うが……                       何を隠そうオレには………                 死んだ人や生き物が見える。
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