前書き

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今もまだ覚えてる   太陽のような笑顔   まっすぐな瞳   優しい声   繋いだ手の温もり   引き寄せた小さな肩   抱きしめた髪の香り   重ねた柔らかな唇   飛び出しそうな胸の鼓動       そして   冷たくなった君の頬…       君の全てが輝きに満ちて   君の全てが儚く散った       綺麗で明るいのは一瞬で   後には悲しみだけを残した   あの線香花火のような   一瞬の季節…       俺の中に 確実に何かを焼きつけていった   あの季節…     今もまだ覚えてる…   今もまだ…      
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