出会い

9/11
前へ
/25ページ
次へ
シャン シャン シャン シャン 窓から鈴音が聞こえたかと思うとそりをひいたトナカイ(手の平サイズ)がやってきた。 「ね、私がサンタだって信じたでしょ?」 オレは、この状況を整理することに精一杯で、黙りこんでしまった。 「大丈夫?顔色悪いわよ?」 どうなってんだ。 「自己紹介していなかったわね。私の名前は 『サンタ・イウ゛・クロース』 イウ゛でいいわ。」 よろしく。 冷静に会話する。 オレを受け入れてくれるならなんだって良かった。 で、なんでオレのところに? 「さぁ、トナカイがここに連れてきたから、よっぽど信じる気持ちが強かったんじゃない?」
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加