第一章『俺の始まりの日』

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…………死んで…ない…?   「間に合った」 「タイト…?」   俺の前にタイトがいて、俺達のところだけが爆発をまぬがれている。 何が起こったかよくわからないが、助かった…   「どうやったんだ?」   「斬った♪」 「…」   信じられない… こんな爆発を斬れるわけない。   「んッ!疑ってんな!?まあいいさ」 ちょっとがっかりしたような顔で、タイトが言った。   ナイフをしまっていると、ちょうどサクヤが来た。 頬に傷があるってことは、一戦交えたのだろう。   「お前今までどこにいたんだよ?」 タイトがきいた。 「こっちにも魔人が来た。」 「そうか。まあお疲れさん。」 「じゃあ、俺は帰らせてもらう。」   魔人がいなくなったんだから、ここにいる意味もないだろう。     「おう!じゃあまたなー……やっぱ欲しい人材だぜ…!」         さてと、どうするかな。 アパートは焼けちまったし。 とりあえず後片付けの手伝いでもしに行くか。   俺はアパートの方向に向かって歩き出した。
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