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…………死んで…ない…?
「間に合った」
「タイト…?」
俺の前にタイトがいて、俺達のところだけが爆発をまぬがれている。
何が起こったかよくわからないが、助かった…
「どうやったんだ?」
「斬った♪」
「…」
信じられない…
こんな爆発を斬れるわけない。
「んッ!疑ってんな!?まあいいさ」
ちょっとがっかりしたような顔で、タイトが言った。
ナイフをしまっていると、ちょうどサクヤが来た。
頬に傷があるってことは、一戦交えたのだろう。
「お前今までどこにいたんだよ?」
タイトがきいた。
「こっちにも魔人が来た。」
「そうか。まあお疲れさん。」
「じゃあ、俺は帰らせてもらう。」
魔人がいなくなったんだから、ここにいる意味もないだろう。
「おう!じゃあまたなー……やっぱ欲しい人材だぜ…!」
さてと、どうするかな。
アパートは焼けちまったし。
とりあえず後片付けの手伝いでもしに行くか。
俺はアパートの方向に向かって歩き出した。
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