出会い

4/10
183人が本棚に入れています
本棚に追加
/48ページ
するとそこには小さなガキをからかっている不良が三人。ガキを囲むようにして笑っていた。 「ケッ、胸くそ悪い奴等だぜ!!」 俺は丁度いい憂さ晴らしが出来ると思い、拳を鳴らしながら近付いていった。 「ようテメー等、人のご帰宅経路で楽しそうな事やってるじゃねーか。俺も混ぜろよ。」 「ああん!?誰だよお前!引っ込んでろや!」 一人の奴がガンくれながら目の前に来ると、俺の襟首を掴んできた。 話が早くて助かる。 俺は逆にソイツを引き寄せると、顔に頭突きを叩き込んだ! そしてソイツを横に投げ捨てると、次の野郎の腹を蹴り上げた! いきなりの一撃に腹を押さえて前かがみになった相手を、力任せに殴りつける。 「その容赦ないやり方は!お前…もしかして健司か!?」 残りの一人が半歩下がりながら聞いてきた。
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!