『プロローグ』

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『バン!バン!バン!』 静まり返った町に鈍く鋭い銃弾の音が響く。 「走れ麻音!」 「お、お兄ちゃん」 「くっ、さすがにきついか…」 ゴーストタウンと化した町を坂波 一樹(さかなみ かずき)とその妹、坂波 麻音(さかなみ まお)は安全な場所を探しさ迷っていた。 今この町に存在しているのはごく小数の生きた人間と、謎の生物に寄生されゾンビと化した死んだ人間だけだ… 「誰か…誰か無事な奴はいないのかよ!」 そんな事を何度叫んだ事か、そして皆消えていった…
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