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「………」
城の中は酷い有様だった、人も無ければ死体もない。
だが辺りは一面血だらけだ…
「最悪だ…」
とにかくどこか安全な場所はないのか、城内を隈なく捜すがどこも長居できたものではなかった…
どこも血の匂いで充満し訳のわからない肉片が散らばっていた…
「ぅ…」
「もう出よう、辛いだろ?」
「うん…」
俺達は早々に別の場所を捜そうと正門に向かったが…
「…?まずいっ、あいつらもうここまで…」
正門はすでに寄生者達で埋め尽くされていた。
そこはまさに地獄だった。
「くそっ!別の場所から逃げるぞ!」
「う、うん」
(さっきよりも増えてやがるっ…)
もうこの町には居られなかった…
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