第二章 初勤務

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初日から最悪だ。 電子車両はさっきの事件のせいで緊急停車し、結局動いたのは事件から二時間後だった。 初勤務でバリバリ遅刻なんてきっと俺だけだ。   因みにオッサンは怪物取締法違反で捕まり、女子高生は事情聴取のために連行された。  俺がラクーンシティに着いたのは集合時間から一時間半過ぎた頃だった。   「ここがラクーンシティか…」 超高層高級マンションが建ち並び、至る所に銃器搭載型監視カメラが設置されていた。そして中央の方に一際高いビルがあった。   そこが俺の勤務先だ。   俺は駅前にズラーっと並んだタクシーに乗り込み、PSMへと向かった。
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