第三章 訓練

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「訓練室に着くまでに手短に説明しておく。よく聞け」   「はい」   「本当はもっとゆっくり説明したいが、時間がないからな」   「(遅刻して)すみません…」   「そのことはもうよい。それでは説明する。君は今日から一週間、他の仲間とモンスターの訓練をする」   「モンスター…ですか?」   「そうだ。お前はラケット団を知ってるよな?」   「もちろん知ってます」   つか知らない人とかいねぇだろ…   「超巨大国際過激派怪物悪用テロ組織。奴等は世界中で数々の凶悪犯罪を起こしている。」   「はい」   「ここ日本とて例外ではない。ここ数年で発生した犯罪の四割が奴等が絡んでると考えられている」   「そんなにも…」   「とくにモンスターを悪用した犯罪はほぼ奴等に間違いない。つまりモンスターを悪用した犯罪を専門とする我々が闘う相手はほぼラケット団に限定される、ということだ」   「ッ!」
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